AI Policy

CafeGroup株式会社は、専門性の高い各分野のスペシャリストが集まったクリエイティブ集団です。その専門性を組み合わせることで、今までにない新しい価値を提供することを目標としています。CG業界、また他業界においても、AIの進化をクリエイターの可能性拡大とパフォーマンス向上につなげ、業界の成長に貢献することを目指します。
近年、爆発的に進むAIの発展は、クリエイターにとっても多くの便益をもたらしてくれる可能性を秘めていると期待しています。一方で、黎明期にあるAI技術には、適切な知識と倫理観を持って利用しなければ負の影響を与えてしまうリスクが潜んでいます。
私たちは、AIの健全な発展に貢献するとともに、以下のポリシーのもとで、責任あるAIの技術開発・利用に取り組み、これからも今までにない新しい価値を提供してまいります。

人間中心の原則

CafeGroupは、人々を幸せにするためにAIは存在し、あくまで社会課題の解決のため利用する人間の意思決定の補助として利活用されるべきだと考えます。AIを利用する一人ひとりが、AIをどのように利用したいかを判断し決定できるよう、私たちは、人間中心の考えを依るべき原則とし、その利用を通じてより一層人々を幸せにするAIを目指します。そのため、AIの活用は業務効率化や意思決定のサポートを目的とし、最終的な意思決定は人間が行います。

教育・リテラシーの原則

CafeGroupは、AI活用に関する技術の進歩、社会への影響・課題について日頃から情報収集を行うことで適切なサービス開発に努めます。また、AIを活用したサービス企画・開発・提供を行うにあたって、AIの正確な理解と、社会的に正しい利用ができる知識・倫理観を持った人材を長期的に育成してまいります。 そのため、AI領域の動向、最新技術、事業活用の事例を定期的にキャッチアップし、社内に共有します。また、定期的なAI活用のスキル向上とリスク周知徹底のための社内教育を従業員向けに実施し、AIリテラシー向上を図ります。

安全性と公平性の確保

CafeGroupは、AIシステム・サービスの研究開発・提供・利活用において、人や社会に制御不能な危害を及ぼすことがないよう、人によるコントロールを確保し、十分な安全対策を講じます。また、公平性を追求し、AIシステム・サービスにおける人種、性別、年齢、国籍、政治的信念、宗教等に基づく偏りやバイアス、不平等な結果を排除するため、適切な対策を講じます。そのため、AIの意思決定が公正であることを保証するため、データやアルゴリズムのバイアスを監視し、必要な調整を行います。 また、AIの誤用による社会的影響を考慮し、生成内容の正確性を必ず検証し、誤情報の拡散を防ぐなどの責任ある活用を推進します。

透明性と説明責任の追及

AIと共生し、共に発展するためには、人々がAIに基づく判断結果を理解し、必要に応じてその判断根拠を検証できる環境を整備することが重要です。CafeGroupは、AIの判断結果をどのように利用しているかについて透明性をもって説明できるよう努力するとともに、そのAIの信頼性についての検証可能性や、判断根拠に関する高い説明可能性を持ったAIの開発や利用を目指します。そのため、AIの開発および導入にあたっては、安全性と品質を確保するプロセスを設け、必要がある場合にはステークホルダーに共有します。

プライバシー保護とセキュリティの確保

CafeGroupは、AIを活用したサービス企画・開発・提供において、個人情報保護法をはじめとする関係法令を遵守し、お客様のデータを適切に取り扱います。また、個人の自由、尊厳、平等、権利、利益が侵害されないよう、社内規程や社内倫理等に則った運用を徹底するとともに、事業の企画・設計段階からプライバシー保護を意識したサービス開発に取り組みます。そのため、AIが使用するデータは、適切な管理基準のもとで収集・保管・利用されるものとし、AIの学習データに含まれる個人情報は、適切な匿名化・保護措置を講じます。

継続的改善と監査

CafeGroupは、AI技術の進展や社会情勢の変化に応じて、本ガイドラインを定期的に見直します。AIの利用状況を監査し、問題があれば適宜改善措置を講じるとともに、AIの運用状況をモニタリングし、継続的な改善を行います。また、社内外の専門家の意見を取り入れ、より良いAI活用を目指します。

ガイドライン

CafeGroupでは、AIを活用する際に生じるリスクに十分配慮したうえで、AI技術の持つ有効性を最大限発揮するために、全社方針・従業員向けにAI活用のガイドラインを以下の通り設定しております。全社員は以下ガイドラインを基に、適切かつ責任あるAI活用を促進してまいります。

参考

2025.03.01